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女性の更年期の仮面うつ病
更年期の女性に見られる代表的な疾患は仮面うつ病なのですが、仮面うつ病でみられる身体症状は更年期障害の症状とよく似ているため、背後にある精神症状が見逃され、単なる更年期障害として扱われている場合が多いのです。
更年期は閉経をはさんだ前後数年間をさし、多くの人は４５〜５５歳で更年期を迎えます。
更年期になると、卵巣の機能が衰え、そこから分泌されるエストロゲンという女性ホルモンが急激に少なくなるため、ホルモンのバランスが崩れ、それによって自律神経の調節機能が影響を受けたりして、さまざまな不定愁訴が出現し、これを更年期障害というのです。
更年期は、仕事や家庭生活で大きな転機を迎える時期で、子供の独立、親の介護、転職や退職など、さまざまなストレスも増えてきます。
更年期障害では、顔がほてる、汗をかきやすくなる、手足が冷える、息切れ、動悸がする、眠れない、イライラする、憂うつ気分になるなどのさまざまな症状が現れるのですが、これらの症状は、仮面うつ病の症状と似ているのです。
更年期の女性が心身の不調を訴えると、安易に更年期障害をされてしまう傾向がありますが、うつ病である場合も少なくないのです。
 うつ病がんばるな！
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