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睡眠薬の作用時間
ベンゾジアゼピン系睡眠薬にはいろいろな薬剤がありますが、作用時間によって4つのタイプに分けられます。
作用時間は、血液中の睡眠薬の濃度で決まり、睡眠薬は服用後、血中濃度が上がってピークになり、その後は徐々に濃度が下がっていきます。
この濃度がピーク時の半分になるまでの時間によって、長短時間型、短時間型、中時間型、長時間型の4タイプに分かれます。
作用時間は、長短時間型で2〜6時間、短時間型6〜12時間、中時間型12〜24時間、長時間型24時間以上です。
不眠症状には、入眠障害、中途覚醒、熟眠障害、早期覚醒があり、睡眠薬の選択は、作用時間と不眠症状によって判断されます。
一般に入眠障害には長短時間型、中途覚醒には中時間型、熟眠障害と早期覚醒には長時間型を使います。
睡眠薬による治療は、診断、睡眠薬の選択、投与、投与の中止という流れで行われます。
不眠のタイプが、入眠障害、中途覚醒、熟眠障害、早朝覚醒のいずれにあたるかで、睡眠薬を選択します。
睡眠薬は1週間を単位として最少量を投与していきます。
3週間から1ヶ月にかけて不眠が改善されたら、今度は服用を徐々にやめていきます。
睡眠薬による治療で重要なのは、この服用をやめるタイミングで、睡眠薬の副作用は服用によって発生するよりも、やめるときにあらわれやすいからです。
うつ病がんばるな!
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